生徒の自主学習ノートより – まとめる力、描写する力

当教室では、個別トレーニングクラスにかよっている中学生全員に自主学習ノートを提出してもらっています。

反復継続と復習は学習の基本ですので、教室で学習した内容を家庭でも見直してもらうとともに、自主的な学習習慣の定着も目的にしています。

毎回、教室が始まるときに提出してもらいますが、そのノートも個性が出ます。今回は、非常に上手にまとめている中学生Sさんのノートをご紹介したいと思います(本人の許可を得て一部を掲載しています)。

Sさんのノートは読みやすい文字で、わかりやすく要点がまとめられていますが、それ以上に目を引くのは上手に書かれた挿絵

例えば、この理科の実験器具の絵などは、立体的な描写がしっかりとなされ、非常にわかりやすくえがかれています。

絵を描くというと、遊んでいるようにとらえる方も多いですが、描写というのは、物事の細部を細かく観察して、それらを自分の手で再現するという非常に高度なこと。

こうやって絵を描く過程で、何が重要で、どこを省略するのか。どのような部分がポイントなのかなど、Sさんの中で沢山の学びがあることが想像できます。

一方で、英単語練習や社会科の学習内容をとにかくノートいっぱいに書いてくるものもあります。生徒の学習方法はこれでなければいけない!という決まったものはありません。

生徒一人ひとりに応じた自分なりのやり方を見つけていってもらう。そういう役目もこの自主学習ノートにはあると感じています。生徒たちがどんな自主学習を実践しているか、ぜひ一度お子様に聞いてみてください!

毎回、講師一同、このような個性あふれる自主学習ノートを楽しみにしています。今回は、個別クラスでの自主学習ノートのご紹介でした。