高志中学校の海外研修 – シンガポール研修レポート2023

当教室には高志中学校に通う生徒が数名いますが、その高志中学校の3年生が4泊5日のシンガポール研修に行ってきました。コロナ禍を経て4年ぶりの実施です。

現地の学校を訪問して生徒と交流したり、企業訪問をしたりと、非常に内容の濃い研修だったようです。教室から参加した二人とも「とてもいい経験だった」と口をそろえて言ってくれました。印象深かったことなどについて聞いてみました。


T君(高志中学校3年)へのインタビュー

Q:おおまかな日程を教えてください。

初日はシンガポールの有名なところを見て回りました。2日目は班別研修で、グループごとにあらか

じめ調べてあった場所を自分たちで地下鉄などを利用して訪問しました。3日目の朝は企業研修で現地の日本関係の会社をグループごと
に訪問しました。午後は現地の学校を訪問し、生徒と交流しました。最終日の4日目は動物園へ行ったり、シンガポールフライヤー(観覧車)に乗ったりしました。

Q:印象に残ったことは何ですか。

企業研修です。グループに分かれて現地の日系企業を訪れましたが、その会社について知ることができただけでなく、自分のこれからの将来の仕事についても考える貴重な機会となりました。

また、現地の学校訪問も印象的でした。中学校の日本語学科で日本語を学習している生徒の交流で、日本の遊びを教えたり、ディスカッションをしたりしました。ディスカッションのテーマは「お互いの文化を受け入れるために何が必要か」というトピックでした。何とか英語で言いたいことを伝えても、あちらから返ってきた返事が理解できないこともあり、英語でのコミュニケーションの難しさを感じました。でも、身振り手振りをも使いながら何とかやり取りができました。

Q:日本と何が大きく違っていましたか。

一番驚いたのは街のきれいさです。「ガムを国内に持ち込むだけで罰金10,000ドル(約100万円!)という厳しい法律が有名ですが、街には道路わきの側溝にもゴミが全く見当たりませんでした。また、ごみ箱が至る所にありました。

Tさん(高志中学校3年)へのインタビュー

Q:印象に残ったことは何ですか。

班別研修です。5人のグループで博物館やサルタンモスクという有名なイスラム教のモスクを訪れました。あらかじめ地下鉄を使った行き方や入場料などを調べて行きました。当日は現地の大学生が各グループごとに一人ついてくれました。その大学生と英語でいろいろ話をすることができたのがとても良かったです。

また、企業訪問で聞いたことばが印象に残っています。それは「海外で仕事をすることは特別だと思うかもしれないが、日本でも海外でもやることは基本的に同じだ。」ということです。将来、私がどんな仕事をするかはまだ分かりませんが、海外で働くことに対するハードルが下がった感じがします。

現地の学校訪問で、私のグループは「独自の文化を残すにはどうすればいいか」という内容について話をしました。こちらは「日本文化」について話したのですが、シンガポールは多民族国家なので、中華系、フィリピン系、など様々な文化を持つ生徒がいて、日本との違いを強く感じました。

Q:シンガポールの街で感じたことは何ですか。

シンガポールの街の中で大きな建物がたくさん建設中で、今後さらに発展していくんだなあと思いました。将来訪れる機会があれば、今回とはどう変わっているのかを見てみたいです。