県立高校の入試も終了!今年の問題はどうだった?(数学編)

2月20日、21日は福井県の県立高校入試でした。

大雪の中で実施された入試、交通障害なども心配されましたが、無事に終了したようで、生徒たちも普段通りの力を発揮できたのではないかと思います。

試験が終わって、さっそく問題等を見せてくれた生徒や、解いた感想などをきかせてくれた生徒も。翌日、新聞にも問題が掲載されていたので、ざっと確認しましたが、例年どおりの傾向(または、少しやさしめ?)だったと思います。

福井県は、英語、数学の問題がA問題(基本)、B問題(発展)と、高校によって分かれていますが、数学は5つの大問のうち1つだけが違う問題でした。

小問集合と言われる問1では、基本的な計算などが中心でした。三平方の定理の基本を用いて、直角三角形の辺の長さを求める問題では、二辺の長さと直角三角形であることが言葉で説明されているだけでしたので、しっかりと自分の頭の中で三角形を組み立てて、どの辺を求めるかを考えることができたかどうかがポイントになるようなものもありました。(AB共通)

また、B問題の最後の問題は、一見難問に見えますが、ひとつ前の問いの面積比(下の問題の2のア)が、最後の問題(2のイ)のヒントになっており、その基本は、実は小学5年生の三角形の面積比でも学習する内容です。(以下が最後問5の問題の概略)

このように、中学校の3年間で学習した基本をしっかりと押さえておくことが大切な問題ばかりだったと思います。また、全体として、計算の量は減っていると感じましたが、考え方等を問う良い問題が多かったと思います。

ここで学んだ基本をしっかりと応用できれば、解くことができる問題だと思います。これらの学びを、ぜひ高校にもつなげていって欲しいと思いました。