福井県は上位をキープ!全国学力・学習状況調査の結果が公表されました

報道等でも大きく話題になりましたが、令和5年度の全国学力・学習状況調査の結果が文部科学省・国立教育政策研究所から発表されました。

例年、福井県は、ほぼすべての教科で上位(1位~3位)でしたが、今回も例年同様に上位となりました(英語は前回から順位を下げたようですが、上位であることは変わりありません)。

新聞やテレビ等のニュースでは、順位ばかりが注目されがちですが、実際にどのような得点分布か気になったので、国立教育政策研究所の公表資料を読ませていただき、具体的なデータを確認してみました。

すると、興味深いことがわかってきます。

このグラフは、小学校の算数の調査結果で、正解数の分布がヒストグラムであらわされているものですが、折れ線グラフになっているのは全国平均の値です。

最近、成績の二極化が言われていますが、福井県の分布を全国と比較する限り、全体的によく解けている生徒が上位に多く分布していることがわかります。

この傾向は、英語(中学生)でも同様で、このように幅広い上位層が福井県の順位を上位にキープしている理由なのだと理解できました。

高さが示されていない三角形の大きさ比べ

一方で、次のような問題も話題になりました。高さが示されていない2つの三角形の大きさを比較できるかどうかを問う問題です。

幅の等しいテープを、下の図のように切ってできる三角形の大きさ、どちらが大きいのか、または比較できないのかを言葉や式などであらわす問題。問題解決能力という意味では、非常にいい問題だと思いますし、このような「理由」や「説明」というのは、最近の福井県の県立高校入試の数学でもよく出題されます

「考える力」が試される非常にいい問題だと思いました。

ぜひ親子でチャレンジしてみてください。(ちなみに、昨年のコラムはこちら

小学校の算数:垂直、平行と角度の測り方(三角定規と分度器)

算数、数学において、図形を理解することは非常に重要です。算数・数学というと計算ばかりに目がいきがちですが、図形の平行、垂直といった概念などの理解は、その他の分野への思考力にも直結すると言われています。

小学校では、三角定規を使って平行な線、垂直な線などを学びます。また、分度器を使って角度をはかりますが、その使い方が理解できていない生徒も増えてきていると聞きます。

そこで、これら垂直、平行、そして分度器を使った角度のはかり方についてのオンライン動画(さわらぼ・エデュ監修)をご紹介します。ぜひご活用ください。

前回の分数のわり算の記事はこちら

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わり算の意味を考えてみよう!分数のわり算のための教材

中学生になって、数学の文章問題や理科の濃度計算がうまくできない原因の一つに、割合、特に、わり算の意味がよく分かっていないということがあります。

「割合」という言葉にもあるように、この割合は、わり算の意味と大きく関連しています。特に、分数になると、急に理解度が下がるようです。

そこで、分数でわることの意味、そして、分数でわる場合にはなぜ逆数をかけるのかということを考えるオンライン動画(さわらぼ・エデュ監修)をご紹介します。ぜひご活用ください。

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東大王になれるかな?算数クイズ大会2021を実施しました!

昨年、東大生(卒業生)をゲストに実施して大好評だった「算数クイズ大会」、今年も9月5日に実施しました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。みんな楽しそうに問題に取り組んでいましたね!

 

3,4年生と5,6年生に分かれて行い、様々な算数クイズを解いてもらいましたが、驚いたのは、誰も「分からない」「あきらめた!」と言わなかったこと!

難しい問題も、一生懸命考え(時にはヒントをもらいながら)いる姿はとても素晴らしかったです。

 

今年は折り紙を使った問題にも挑戦。頭で図形を考え、最後は実際に切って答えを確認しました。

 

また、今年もゲストに迎えた東大生からは、普段の大学生活や大学のオンライン授業の様子などを教えてもらい、参加者は興味深く聞いていました。

東大王になれるかな?算数クイズ大会を実施しました!

週末、「算数クイズ大会」を実施しました。

3~4年生、5~6年生に分かれて

「ちょっと頭を使う」算数クイズを出題。

「早く解ければいいのではない」

「じっくり考えることが大切」

というルールを説明した後、様々な問題に取り組んでもらいました。

 

学校で解く問題とは一味違った問題で、「分からない~」という声も出ましたが、ヒントも使いながらじっくり考えていくと「できた!」の声。自分の力で解答を見つけたときの嬉しそうな顔がとても印象的でした😄。

また、教室を卒業した東大生をゲストに迎えていたので、

「東大に入るためにどれだけ勉強した?」

「小学校のときはどんなことをした?」

など、様々な質問が出ました。東大、少しだけ身近に感じたかな?😝

<参加者の声>

    • 難しかったけど、楽しかった!
    • 問題が解けたときはスッキリした。

<保護者の方の声>

    • 面白かったようで、家では家族で問題に挑戦しました。
    • 「これ難しかった!」と家に帰るなり父親に問題を出していました。
    • 問題を見せて「僕はこの問題解けた!」と自慢げでした。

家庭学習用オンライン教材のご案内

家庭学習として繰り返し使うことが可能な教材をこちらに列挙したいと思います。毎日の家庭学習にぜひご活用ください。(順次追加、更新していきたいと思います。)

小学生高学年用

わり算の性質、分数でわることの意味

分数でわることの意味、わり算の性質、なぜ逆数をかけて計算することができるのかなどを、わかりやすく動画で解説しています。

平行線と垂直、三角定規・分度器を使って

小学校で学習する平行線や垂直について基本的な考え方を学びます。また、三角定規や分度器などの基本的な使い方も、わかりやすく動画で解説。

中学1年生用

数学・垂直二等分線などの作図

基礎から学ぶ英文法(英語:こちらからアクセス)

中学1年生で最初に学習する「I am 」「You are」の基礎について動画でわかりやすく解説しています。

小学生低学年用

毎日100マス計算(こちらからアクセス)

100マス計算のための印刷教材です。アクセスするたびに問題が変わるので、日々の計算練習にぜひご活用ください。パソコンでの利用(印刷)を前提にしていますが、お使いの機種によって印刷のレイアウトが若干変わります。各自調整の上、ご利用ください。