コラム:東大ってどんなところ?リアル東大生ライフ!(第1回)

東大生というと、テレビで見る華やかな学生を思い浮かべるかもしれませんが、大多数は地味な大学生活を送っています。そんな普通の東大生の生活について、当教室の卒業生、SH(理科I類2年生、大石小学校出身)が不定期にレポートします。教室に通ってきている小学生、中学生にとって「大学」とはまだ遠い世界のことだと思いますが少しでも身近に感じてもらえると嬉しいです。(2021年7月ニュースレターからの掲載です。)


第1回:大学ってどんなところ?

はじめまして、SHです。今回執筆を依頼されましたので、私が通っている東大について生徒のみなさんに紹介していこうと思います。好評であれば連載が続くかもしれません、、、ファンレターや感想をお待ちしています。

さて、第一回のテーマは「大学ってどんなところ」です。東大生をはじめとする大学生の生活は、小中学校とは大きく異なっている部分も多く、謎に包まれています。その中でもいくつか特徴的なポイントを見ていきましょう。

大学の特徴①規模が大きい

一般的に、大学は高校までとは比べものにならないほどの規模感があります。例えば東大は東京ドーム7000個分の敷地に27000人もの学生を抱えています。キャンパス内には多くのビルが立ち並び、図書館やコンビニ・レストランもあり、バスも走っているのでまるでひとつの街であるかのように感じられます。(※あくまで大規模な総合大学に限った話です。)

大学の特徴②自由

決まった時間割があり、クラス全員で同じ授業を受ける小中学校とは異なり、大学では取る授業や数を自由に選ぶことができます。授業を受けることで単位をもらうことができ、単位を指定された種類や数だけ集めることができれば卒業・進級が認められるので、スタンプラリーのような気分で授業を受けることになります。ですから、例えば月曜日の午前に授業を入れないことで朝をのんびり過ごしたり、空き時間を固めてアルバイトや部活動に使ったりと、忙しさを自分なりにコントロールできるのが大きな特徴です。まあ工学部の2年生は週に22~23個の授業を受ける必要があるので空ける暇もないんですけどね。

大学の特徴③オンライン授業

昨年世間を騒がせた感染症の流行以来、多くの大学の授業は主にオンラインとなっています。実際に大学に行かず、パソコンを開いて動画をみる授業がほとんどです。少し悲しいですが、どこからでも受けられたり、寝坊しても動画が残っていたりとオンライン授業ならではのメリットもたくさんあります。

まだまだお話したいことはたくさんありますが、今回は以上となります。大学生の生活をイメージすることはできましたか?次回以降は東大に的を絞って、面白い話題や豆知識をお伝えしていきます。